御父と共にある弁護者

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
１ヨハネ2:1　わたしの小さい子供たちよ。わたしがこれらの事を書き送るのは、
あなたがたが罪を犯すことがないためです。もしだれかが罪を犯すなら、わたし
たちには御父と共にある弁護者、義人イエス・キリストがあります。(2節)彼はわ
たしたちの罪のためのなだめの供え物です。しかも、わたしたちの罪のためだけ
ではなく、また全世界の人々のためでもあります。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
「これらの事」(上記1節)とは、わたしたちの罪がどのようにして神の約束とみ
わざによって赦され、清められたかを指しています。ヨハネがこれらの事をわた
したちに書いたのは、わたしたちが罪を犯さないようになるためであり、主がわ
たしたちのこんなにも多くの罪を赦してくださったということを見て、わたした
ちが罪を犯さないようになるためです。わたしたちは自分の罪が赦されるのを見
いだす時、自由に罪を犯すようになるのではなく、反対に罪を犯さなくなるので
す。

それに続けて次のように述べています、「もしだれかが罪を犯すなら、わたした
ちには御父と共にある弁護者、義人イエス・キリストがあります」。「御父と共
にある」とは、家庭の中の問題であり、これは救われた後のことです。わたした
ちはすでに信じましたから、神の多くの子供たちの一人です。今やわたしたちに
は、御父と共にある弁護者、義人イエス・キリストがあります。主イエスが死な
れたゆえに、主イエスがわたしたちの罪のためのなだめの供え物となられたゆえ
に、主イエスは御父と共にあるわたしたちの弁護者となられたのです。

主イエス・キリストは、ご自身の血に基づいてわたしたちの弁護者となられまし
た。主イエス・キリストは、十字架上で贖いのみわざを成就されました。今日わ
たしたちは、彼の成就したことによって清められるのです。ですから、もしあな
たが不本意にも罪を犯してしまったとしても、決して失望しないでください。決
して罪の中に横たわらないでください。決して罪の中にとどまらないでください。
罪を犯したなら、まず第一に主に自分自身の罪を告白すべきです。あなたが神に
罪を赦してくださるよう求めるなら、神はあなたの罪を赦してくださいます。こ
うして、あなたと神との交わりは直ちに回復されるのです。

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
父なる神よ、あなたに感謝します。わたしは信じてあなたの子供になったので、
キリストはわたしの弁護者となることができます。わたしが罪を犯す時、わたし
がその中にとどまらないようにしてください。すぐに罪を告白して、あなたの赦
しと清めを受けることができるよう、わたしに思い起こさせてください。アーメ
ン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版)
のメッセージ第21編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され
ています。