新約における全家族の救い(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ4:53 それは、イエスが『あなたの息子は生きている』と言われたその時 刻であることを、その父親は知った。こうして、彼と彼の全家族は信じた。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) ここ(ヨハネ4:53)でいやされたのはただ一人、彼の息子でした。しかし聖書は、 「彼と彼の全家族が信じた」と記しています。ですから、あなたは神の御前でこ の事実をしっかりと把握することができます。直接、恵みを受けたのは、一人の 息子でしたが、全家族が転機して信じたのです。わたしたちの望みと願いは、こ のようなすばらしい方法で実を結ぶことです。使徒行伝第16章15節は、「彼女と その家族がバプテスマされた」と言います。使徒はルデヤの家族に福音を伝えて、 彼らの全家族は信じてバプテスマされました。 使徒行伝第10章2節によれば、コルネリオは「信心深く、彼の全家と共に神を畏 れ、民に多くの施しをし、絶えず神に祈り求めていた」。そして第11章14節は言 います、「その人はあなたに、あなたとあなたの全家族が救われる言葉を語るで しょう」。コルネリオの全家族が救われたのであって、個人が救われたのではあ りません。コルネリオは彼の親族と親しい友人たちを呼び集めて、ペテロが語る 事を聞かせようとしました。ペテロが彼らに語ると、聖霊が彼らすべての人の上 に下り、コルネリオの家にいたすべての人が救われました。 全家族の救いは、聖書における最大の原則の一つです。あなた一人が救われると、 あなたの全家族が救われます。あなたはまず個人として主のためにしっかりと立 たなければならず、そうすればあなたの全家族は変わるでしょう。 (明日へ続く) ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしの望みと期待は全家族の救いのためにあります。全家族が救 われることはあなたの願いであることを、わたしは知っています。わたしの心に しっかりとこのことを植えつけ、愛と祈りの中でわたし自身の親族を熱心に追い 求めさせてください。あなたご自身のために彼らを得てください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) のメッセージ第20編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。