過越の小羊は家族のためである ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 出エジプト記12:3 イスラエルの全会衆に告げて言え。この月の十日に、おのお のその父祖の家ごとに、羊一頭を、すなわち、家族ごとに羊一頭を用意しなさい。 (7節)その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 過越の小羊は、明らかに家ごとに与えられたのであって、一人に与えられたので はありませんでした。再びわたしたちは、神の御前で家がどんなに重要であるか 見ます。過越の小羊は個人のものではなく、家のものでした。血が門柱に塗られ ると、その家は守られて、命を滅ぼす御使いはこの家に入らずに過ぎ越しました。 不思議なことに、主イエス・キリストが準備された救いも、ただ個人に与えられ たのではなく、過越の小羊と同様に全家族のためでした。あなた一人が食べるな ら、あなた一人が得られます。あなたの一家が食べるなら、一家の人が得られま す。救いは全家族が得るものです。全家族が小羊を食べ、全家族が血を塗るのと 同様に、全家族の人が共に受け入れるのです。ですから、神がわたしたちの目を 開いてくださり、救いは家族の問題であって個人の問題ではないことを、見せて くださいますように。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、あなたはご自身のひとり子を与えてくださって、わたしの救いのた めの過越の小羊としてくださいました。彼がわたしの家族全員のための過越でも あることを知って、わたしは何と励まされたことでしょう。父よ、わたしの家族 がキリストにあるあなたの救いを享受することができるようにしてください。アー メン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) のメッセージ第20編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。