大胆に証しをし、議論しない ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ6:19 また、わたしのためにも祈ってください。それは、わたしが口を開 く時、言がわたしに与えられ、福音の奥義を大胆に告げ知らせることができるた めです。 テトス3:2 どんな人についても悪口を言わず、争わず、謙虚温柔であり、すべ ての人に柔和の限りを示すようにと、思い起こさせなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしたちは神のために人の所に行き、神がどのような方であるかを語らなけれ ばなりません。多くの人は、神に対しては大胆に語れるのですが、人に対して語 る勇気を持っていません。わたしたちは大胆に人に語ることができるように、主 がどのような方であるかを人に語ることができるように、自分を訓練しなければ なりません。人に対して語る時、特に注意すべき事が幾つかあります。決して無 意味な議論をしてはなりません。あなたが救おうとする人に対しては、できるだ け議論を避けなければなりません。なぜなら、多くの時、議論は人を去らせてし まうものであり、人を導き込むものではないからです。もし人と争うなら、その 人は逃げ去ってしまうでしょう。 多くの人は、議論は人の心を感動させると思っていますが、実はそうではありま せん。せいぜい議論は人の思いを服させるだけで、人が黙って何も言わないとし ても、心の中ではやはり服していないのです。ですから、議論にはあまり益があ りません。あなたは議論の言葉を少なくし、証しの言葉を多くすべきです。主イ エスを信じてどんな喜びや平安を得たのか、また主イエスを信じて夜よく眠れる ようになったとか、食事にも味わいがあるようになったとかを、語ればよいので す。これは議論の余地のないものですから、彼はこのすばらしさを認めることで しょう。あなたの喜びが彼になく、あなたの平安が彼にないことを示してあげれ ば、彼は必ず主を信じるはずです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、人々の心に触れる秘訣をわたしに教えてください。そうすれば、彼 らはあなたを信じるようになるでしょう。議論ではなく証しをする方法が、あな たの望む結果を生み出すであろうことを、わたしに思い起こさせてください。他 の人たちに語るのに良い言葉をわたしに与えてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) の第19編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。