使徒たちの交わり(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒2:42 そして、彼らはひたすら使徒たちの教えと交わりを持ちつづけ、パン をさくことと祈りを持ち続けた。 2コリント13:14 主イエス・キリストの恵みと、神の愛と、聖霊の交わりとが、 あなたがた一同と共にありますように。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 使徒行伝第2章42節とヨハネの第一の手紙第1章3節で用いられている「交わり」 という語は、個人的な利益を葬り、ある共通の目的のために他の人たちと結合す ることを示します。ですから、使徒たちと交わりを持つこと、使徒たちの交わり の中にいること、使徒たちの交わりの中で三一の神と交わりを持つことは、わた したちの個人的な利益を葬り、神の目的の遂行のために、使徒たち及び三一の神 と結合することです。使徒たちが三一の神を享受することにわたしたちがあずか ることは、神、使徒たち、すべての信者たちに共通である神の神聖な目的のため に、わたしたちが使徒たち及び三一の神と結合することです。 使徒たちの交わりは開かれていて、キリストにある真の信者すべてを受け入れま す。たとえば、この交わりは、全身を浸した信者たちも滴水礼の信者たちも受け 入れます。なおまた、この交わりの中にある人たちは、信者が自分たちによって のみ浸されるべきであると主張しません。しかしながら、ある宗派は、自分たち のバプテスマだけが有効であると主張します。彼らはある信者がそのグループに 加わりたいなら、彼はもう一度バプテスマされることを主張するでしょう。これ は、使徒たちの交わりとは異なる交わりの一例です。 あなたは、ある特定のクリスチャンのグループが分派であるかどうかをどのよう にして決めるべきであるか知っているでしょうか? これを決める一つの方法は、 そのグループがキリストにあるすべての真の信者たちを受け入れるかどうかをチェッ クすることです。すべての真の信者たちを受け入れないどんなグループも分派で あって、使徒たちの交わりを実行していません。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、わたしはあなたの子供として、三一の神と使徒たちとの交わりにあ ずかる権利をもっています。わたしをこの享受から遠ざける、わたしの内側にあ る個人的な利益を暴露してください。キリストにあるすべての信者仲間を受け入 れるために、わたしの心を開いてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ12から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。 *当方の事情により送信が遅れましたことをお詫び申し上げます。