大胆さを失なってはならない

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
ローマ3:26　……彼の義を明らかに示すためです。こうして神が義であり、また
彼はイエスの信仰の者を義とされるのです。
ヘブル10:19　こういうわけで、兄弟たちよ、わたしたちはイエスの血によって、
大胆に至聖所へ入ります。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
人が正当なクリスチャンになれるかどうかは、その人が神の義を理解しているか
どうかにかかっています。多くの人たちは、自分の赦しは神のあわれみの結果で
あると考えているので、正当なクリスチャン生活を送ることができないのです。
彼らは、自分が望みのない人であることを神は知っておられるので、神は自分を
赦してくださると考えます。彼らは、神の義が自分たちの赦しをもたらしてくだ
さったことを認識していません。その結果、彼らは、ある時は自分は神に赦され
ていると感じ、ある時は自分は赦されていないと感じます。しかし、わたしたち
が忘れてはならないことは、神はすでにわたしたちに御子を与えてくださり、御
子はわたしたちに代わってわたしたちの罪の刑罰をすでに受けられたという事実
です。ですから聖書は、わたしたちは大胆に神へと来ることができると言ってい
ます。

わたしたちは、神が御子を与えてくださったことに対し、神に感謝と賛美をささ
げます。神がわたしたちにナザレのイエスを与えてくださる以前は、神はわたし
たちを赦そうと赦すまいと自由でした。しかし、ナザレのイエスを与えてくださ
った今は、わたしたちがイエス・キリストを通して神に来る時、神はわたしたち
を拒否することができません。神はわたしたちを赦さざるを得ません。神は、キ
リスト・イエスを通して神に来る人々を赦さなければなりません。ハレルヤ！　
神は、キリスト・イエスを通して神に来る人々を赦すことを拒むことはできませ
ん。神がわたしたちにキリスト・イエスを与えてくださったので、わたしたちが
キリストを通して神に来る時、神は好むと好まざるとにかかわらず、わたしたち
を赦さなければなりません。ハレルヤ！　ただ神の愛によるだけでなく、神の義
によって、今日わたしたちは神に来ることができるのです。

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
父なる神よ、わたしが赦しの問題で揺らぐことのないようにしてください。イエ
スの血のゆえに、わたしの罪の負債は払われていると、わたしは宣言することが
できます。また、あなたの義のゆえに、わたしは赦されていると大胆に宣言しま
す。アーメン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウオッチマン・ニー全集第36巻「中心的なメッセージ」(1999年版)の「キリスト
はわたしたちの義である」メッセージ第１編から引用されています。いずれも日
本福音書房から出版されています。