確立された心 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ3:13 どうか、わたしたちの主イエスが、彼のすべての聖徒と共に 来臨する時、わたしたちの神また父の御前で、あなたがたの心を確立し、聖別し て、責められるところのないものにしてくださいますように。 へブル13:8 イエス・キリストは昨日も今日も、永遠に同じです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― たいていのクリスチャンは、確立された心ではなく、変わりやすい、移ろいやす い心を持っています。わたしたちは、変わりやすい心ではなく、しっかりと確立 された心を必要とします。しかしながら、わたしたちの天然の誕生によれば、わ たしたちの心は変わりやすいのです。わたしたちの最も変わりやすいものは、わ たしたちの心です。例えば、ある兄弟は朝、妻に対してとても親切であるかもし れません。しかし、朝食の間に、彼は何かによっていらいらし、彼女を不親切に 扱うかもしれません。これは、わたしたちの心が変わりやすいことの一例です。 わたしたちの心は、他の人々との関係においてだけでなく、主との関係において さえ変わりやすいのです。神は不変の方です。神は決して変わりません。わたし たちは変わりやすい者たちです。またわたしたちは心において変わりやすいので す。こういうわけでパウロは、テサロニケの新しい信者たちの心がしっかり据え られ、建て上げられ、確立されることに関心があったのです。 わたしたちの心は確立される必要があるとはいえ、わたしたちは自分自身でこれ を行なうことはできません。主だけがわたしたちの心を確立することができるの です。こういうわけで、わたしたちの心がしっかりと確立され建て上げられるた めに、わたしたちは主を必要とします。わたしたちは主からあわれみと恵みを受 ける必要があります。それによってわたしたちは主に、わたしたちの心を確立す る許可をお与えするのです。主はわたしたちの許可を待っておられます。そうし てはじめて主は、わたしたちの内側で確立する働きをなさるのです。わたしたち の心が確立されたとき、それは責められるところのないものになります。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしは自分の心がとても変わりやすいことを告白します。しかし、 あなたは変わらない方であり、昨日も、今日も、永遠に同じです。あなたのあわ れみによって、わたしはあなたに、わたしの心を確立する許可をお与えします。 あなたが再来される時、わたしの心があなたの御前で責められるところがありま せんように。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(二)」 (1980年版)メッセージ20から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。