あなたはどうして敵を愛せようか? ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ5:44 しかし、わたしはあなたがたに言う。あなたの敵を愛し、迫害する 者のために祈りなさい。(45節)それは、あなたがたが、天におられるあなたがた の父の子となるためである。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしたちが罪であると気づいていない罪が多くあります。しかし、いったんわ たしたちが知ったなら、わたしたちは言うべきです、「神よ、わたしは罪を犯し ました! わたしは、キリストがわたしに代わってご自身の命を生かし出してく ださることを必要とします!」。わたしは証しすることができますが、かつて一 人の人がわたしに対してひどい扱いをした時、わたしは軽々しい言葉を彼に言っ てしまいました。わたしは、他の人に対して軽々しい言葉を言うのは間違ってい ることを知っていました。しかしわたしは、彼はわたしよりも間違っていて、彼 はまだわたしに謝っていないと、主張してしまいました。わたしは少ししか間違 っていませんでした。わたしが代わりに彼に謝るべきだったのでしょうか? そ うです。神はわたしがこのことを行なうことを望まれました。その人はわたしを 怒らせましたが、わたしは彼を赦しており、もはや彼に対して怒っていませんで した。しかしながら、わたしはやはり謝らなければなりませんでした。わたしは、 自分はすでにとても良いことを行なっていると思っていましたが、自分の敵を愛 さなければならないというマタイによる福音書第5章の標準に依然として欠けてい ました。 わたしは、自分が軽々しい言葉を語ってしまったことを認める手紙をすでに書い ていましたが、わたしは彼を愛することができなかったので、その手紙を送るの をやめようと決めました。わたしは、彼を愛することのできる日に再び手紙を書 こうと決めました。わたしは彼を憎んではおらず、彼を赦していましたが、彼を 愛することはできませんでした。ただ神だけが彼を愛することができました。神 は、愛することは真理であり、愛さないことは罪であると言われます。わたしは、 勝利を得ることを望み、信仰をもって戦おうとしました。わたしは主に言いまし た、「もしあなたがわたしに彼を愛させてくださらないなら、わたしは彼を愛す ることはできません」。わたしが、自分は愛することができず、神だけが愛する ことのできる唯一の方であると言った時、わたしは自分自身が彼を愛しているこ とを見いだしました。一方において、真理はわたしたちに、わたしたちが愛すべ きであるということを告げます。他方において、恵みはわたしたちに、愛する力 を供給します。このような取り扱いには、時には数秒かかるだけですが、時には 数日かかります。 ―――――――――――――――祈り―――――――――――――――――― 父なる神よ、あなたの御言葉はわたしの上で輝き、わたしの罪とわたしの欠点を 暴露します。しかし、わたしはあなたの恵みのゆえに、すなわちわたしに内住し ており、わたしの欠け目を供給してくださるその霊のゆえに、あなたに感謝しま す。わたしは他の人を愛することができないことを告白します。わたしは、あな たがわたしの内でこの人を愛してくださることを必要とします。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第24巻「勝利を得る命」(1997年版)メッセージ第9編から 引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。