偉大な事柄：父なる神の中にいる(２)

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
エペソ1:5　みこころの大いなる喜びにしたがい、イエス・キリストを通して、わ
たしたちを子たる身分へと、彼ご自身へあらかじめ定められました。
ヨハネ1:12　しかし、すべて彼を受け入れた者、すなわち、御名の中へと信じる
者に、彼は神の子供たちとなる権威を与えられた。(13節)彼らは……神によって
生まれたのである。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
父なる神の願いは何でしょうか？　新約によれば、御父は多くの子たちが欲しい
のです。御父の関心は子たる身分にあります。これらの子たちを生み出すために、
彼は子供たちを産んでおられます。彼にとっては、子供たちの数を制限する必要
はありません。子供たちは多ければ多いほど良いのです。父なる神は多くの子を
生み出すことにおいて、明確な目的を持っておられます。彼は、目的のない愚か
な父ではありません。神の選びとあらかじめ定めることは、彼の目的にしたがっ
ています。これは、神が唯一の発起人また開始者であることを示します。こうい
うわけで、教会が父なる神の中にあることは、教会が神の目的、計画、選び、あ
らかじめ定めることの中にあることを暗示します。疑いもなく、教会はまた神の
召しの中にもあります。父なる神の中にある教会は、発起人また開始者である方
の中にある教会です。

御父の中にある教会というこのような理解は、単に教理の問題ではなく、わたし
たちの実際経験においてわたしたちと大いに関係があります。今日のクリスチャ
ンの間の問題は、彼らが多くの異なる目的と計画を持っているということです。
異なる発起人たちと開始者たちがいます。これは正しくありません。わたしたち
クリスチャンはみな、唯一の目的、すなわちわたしたちの御父の目的を持つべき
です。わたしたちはまた、御父の唯一の計画を持つべきです。もしすべてのクリ
スチャンが自分自身の目的と計画を放棄し、ただ一人の発起人と開始者だけを持
つとしたら、何が起こるか想像してみなさい。わたしたちすべての間には何とい
う一があることでしょう！　そこにはいかなる分裂もないでしょう。

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
父なる神よ、わたしはあなたの中にいるのですから、わたしがあなたの唯一の目
的をわたし自身のものとするようにしてください。あなたがわたしを生み出して
くださったのは、わたし自身の計画を始めるためではなく、あなたのご計画の一
部となるためであることを、わたしの実際経験においてわたしに思い起こさせて
ください。アーメン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」
(1980年版)メッセージ8から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ
れています。