信仰の働き ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ1:3 あなたがたの信仰の働きと、愛の労苦と、わたしたちの主イエ ス・キリストにある望みの忍耐とを、わたしたちの神また父の御前で絶えず思い 起こしています。 1テサロニケ5:8 しかし、わたしたちは昼の者なのですから、冷静でいて、信仰 と愛の胸当を着け、救いの望みのかぶとをかぶりましょう。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 信仰の働きとは、信仰の行ない、信仰の活動すべてのことです。例えば、一人の 伝道者が福音を未信者に宣べ伝えるとします。その未信者はその言葉を受け入れ、 信仰が彼の中に生み出されます。この信仰を通して、彼は神から生まれ、キリス トの中に入れられます。彼は信仰を持っているのですから、必ず何らかの行為が その後に続きます。例えば、彼は自然に「おお、主イエスよ、あなたはとても尊 いです!」と宣言するかもしれません。それから彼は家に帰って、主イエスを信 じたことについて妻と子供に話します。主について宣言することや主を宣べ伝え ることは、いずれも信仰の働きです。信仰には、神、恵み、力、光、その他多く の項目が含まれます。こういうわけで、新しい信者が妻にキリストを宣べ伝える 時、彼の内側にある信仰は、妻に対する態度について彼を照らすかもしれません。 すると、彼は自分の欠点を主に告白し、ある問題について妻に謝るでしょう。こ れもまた信仰の働きです。 信仰を持っている人と信仰を持っていない人との間には、大きな違いがあります。 ある人たちは、信仰を持つ前は罪深いことにふけっていました。今や彼らは信仰 を持っているので、もはやそのような事柄にふけることができません。信仰の行 ない、信仰の働きとして、彼らは自然にそのような事柄をやめるようになります。 またある人たちは、救われる前はあまり歓迎されない隣人でした。しかし、彼ら は救われて信仰を持つようになると、非常に親切で、穏やかで、愛らしく、思慮 深くなりました。だれかが彼らに、変わるようにと教えたのではありませんでし た。その変化は、彼らの内側の信仰によって生み出されました。信仰が彼らを、 他の人に対して、特に他の信者に対して親切な人とならせたのです。これもまた 信仰の働きの例証です。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、あなたがわたしの中に入って来て、わたしの人生を変えてくださっ たことを感謝します。あなたは本当に愛すべき方なので、罪深い事柄は以前のよ うにわたしを引きつけることはありません。今やわたしは、あなたについて語る ことと、あなたの愛を他の人に知らせることを享受しています。この信仰の働き のゆえに、あなたを賛美します。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」 (1986年版)メッセージ6から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。