勝利を得るための二つの条件 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ローマ7:24 何とわたしは苦悩している者でしょう! だれがこの死の体から、 わたしを救い出してくれるのでしょうか? ガラテヤ2:20 わたしはキリストと共に十字架につけられました。生きているの はもはやわたしではありません。キリストがわたしの中に生きておられるのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 自分にはできないと言うことは、一つの事です。しようとするのをやめることは、 別の事です。この二つの事があるのを、あなたは見ましたか? 勝利を得るため の第一の条件は、自分にはできないのを認識することです。第二の条件は、しよ うとするのをやめることです。もしわたしたちが自分にはできないことを認め、 しようとするのをやめるなら、わたしたちは勝利を得るでしょう。 残念なことに、わたしたちは依然として自分自身でしようとします。「しようと する」とは、何を意味するのでしょうか? 短気を例に取ってみましょう。仮に、 あなたはすぐ短気を起こす人であり、それをコントロールすることができないと します。あなたがそうしようとすればするほど、あなたは失敗します。あなたは、 自分の短気はどうしようもないことを確かに知っているのですが、依然としてそ れをコントロールしようとします。その時、あなたはどうするのでしょうか?  あなたは人と話す時、さらに注意しようとします。あなたは、自分がうまくやっ ていくことのできない人を避けようとします。短気を起こしそうな時にはいつも、 最善を尽くして短気を抑えようとします。あなたはさらに多く祈ることによって 短気を抑えようとします。これは何でしょうか? これは、できないのにしよう とすることです。あなたにはそれができないのに、それでもそうしようとします。 このような人は、決して勝利することができません。そのような人は、「わたし はキリストと共に十字架につけられた」と言うことは決してできません。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしは自分のもがきをやめます。あなたはわたしを救い出してく ださいます。わたしは、自分が失敗することがわかっているのに、それでも勝利 を得ようとして努力する者であることを、告白します。わたしが十字架につけら れているとは、とてもすばらしいことです。主よ、わたしの中に入ってきて、わ たしの中で生きてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第24巻「勝利を得る命」(1997年版)メッセージ第4編から 引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。