神によって選ばれた ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ1:4 神に愛されている兄弟たちよ。わたしたちはあなたがたが選 ばれたことを知っています。 2テサロニケ2:13 しかし、主に愛されている兄弟たちよ、わたしたちは常にあ なたがたのことを、神に感謝せずにはおれません。なぜなら、神が初めからあな たがたを選ばれたのは、その霊の聖別と真理を信じることによって、救いへ至る ためであるからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神は永遠の中で、世の基が置かれる前にわたしたちを選ばれました。しかし、神 は時間の中で、福音の宣べ伝えの中でわたしたちに来られます。今やそれは、わ たしたちがどう反応するかの問題です。もしわたしたちの反応が積極的であるな ら、それは積極的なしるし、つまりわたしたちが選ばれていたというしるしです。 しかし、もしわたしたちの反応が否定的であるなら、それは否定的なしるし、つ まりわたしたちが選ばれていなかったというしるしです。使徒たちは、テサロニ ケ人たちが神によって選ばれていたことを知りました。なぜなら、彼らは非常に 積極的な方法で、直ちに、喜んで福音を受け入れたからです。 疑いもなく、選びに関する第1章4節のパウロの言葉は、幼い信者たちに向けられ ています。新しいクリスチャンたちは、自分たちが神によって選ばれていたこと を知るよう助けを受ける必要があります。わたしたちの救いの土台は、この時代 において据えられたのではなく、永遠の過去において据えられたのです。神の選 びに基づいて、神はわたしたちを救われます。それだけでなく、土台としての神 の選びと共に、その霊はわたしたちを動かして、キリストを信じさせるのです。 その霊のこのような動きは、永遠において据えられた選びの土台に基づいていま す。わたしたちは、新しい信者たちが救いの永遠の土台としての神の選びを認識 するのを助けるよう努めるべきです。わたしたちはみな、永遠の過去においてわ たしたちが神によって選ばれたことと、今日わたしたちが教会の中にあるのはこ の永遠の選びの一つのしるしであることを、見る必要があります。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、わたしの救いには何という土台があることでしょう! わたしが救 われたことは、わたしから始まったのではなく、永遠の過去においてあなたから 始まりました。他の人も、福音に対する積極的な反応は、永遠の過去において彼 があなたによって選ばれていたしるしであるのを見ることができるようにしてあ げてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」 (1986年版)メッセージ2から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。