信仰の働き、愛の労苦、望みの忍耐(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ1:3 あなたがたの信仰の働きと、愛の労苦と、わたしたちの主イエ ス・キリストにある望みの忍耐とを、わたしたちの神また父の御前で絶えず思い 起こしています。 ローマ8:25 わたしたちが見ていないものを望むとしたら、忍耐してそれを熱心 に待ち望むのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) わたしたちは信仰の働きと愛の労苦とから前進して、望みの忍耐へと至ります。 望みは忍耐の源です。すべての母親は、子供たちを育てるのには忍耐が必要であ ることを知っています。子育てで起こるすべての面倒に母親が耐え抜くのには、 忍耐が必要です。 家庭生活と同じように教会生活においても、わたしたちはみな忍耐を必要としま す。わたしたちは訓練され教育されて、まず働き、次に労苦し、最終的には忍耐 しなければなりません。使徒とは、忍耐する人です。人は忍耐を持っている限り、 使徒になる資格があります。コリント人への第二の手紙で、わたしたちは使徒パ ウロの忍耐を見ることができます。そのような忍耐はわたしたちの働きの頂石で す。長老たちよ、忍耐は長老職の頂石です。同じように、他の人たちを牧する働 きにおいて、忍耐は決定的に重要です。もしわたしたちが聖徒たちを牧すること で成功したければ、わたしたちは忍耐を働かせなければなりません。忍耐は、享 受ではなく苦難と関わりがあります。牧することは、常にある一定の苦難と関わ りがあります。 第1章3節でパウロは、わたしたちの主イエス・キリストにある望みの忍耐につい て語っています。この忍耐は、主の到来を待ち望むことから来ます。あるいは、 来臨の主を待ち望むことから来ます。望みが忍耐の源です。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、あなたに仕えることにおいて、わたしには忍耐が必要です。わたし をあなたご自身で満たしてください。それは、忍耐がわたしの生活の中で現し出 されるためです。あなたの来臨は、わたしにとって栄光の望みです。この望みの ゆえに、わたしは忍耐することができるのです。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」 (1986年版)メッセージ1から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。