神はキリストの復活において信者を生かされた

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
コロサイ2:13　あなたがたは、違反の中で、また肉の無割礼の中で死んでいまし
たが、神はキリストと共に生かしてくださいました。そして神は、わたしたちの
すべての違反を赦し、(14節)わたしたちに敵対し、わたしたちに逆らっていた、
数々の規定から成っている手書きの書を消し去り、それを真ん中から取り除いて、
それを十字架に釘づけてしまわれたのです。(15節)神は支配たちや権威たちをは
ぎ取り、彼らを公然とさらしものにして、そこにおいて彼らに勝ち誇られました。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
(全２編のうちの第１編)
上記の13節の死んでいたという言葉は、罪のゆえの霊の中での死の状態を言って
います。かつては違反の中で、また肉の無割礼の中で死んでいた者であるわたし
たちが、キリストと共に生かされました。これは、神が神聖な命をもって、キリ
ストの復活の中でわたしたちを生かしてくださったことを意味します。キリスト
の復活において成就されたすべての事が(１ペテロ1:3）、わたしたちの信仰を通
して経験されます。神の救いのエコノミーにおける第一の面は、神がわたしたち
を復活したキリストと共に生かしてくださったことです。

14節で「消し去り」と訳されたギリシャ語はまた、消す、抹消する、ぬぐい去る、
廃棄する、と訳すことができます。「手書きの書」と訳されたギリシャ語は、法
律上の文書、証書を指します。ここでは、成文化された律法のことを言っていま
す。数々の規定、あるいは戒めは、儀礼的な律法の規定とその儀式、すなわち生
活や礼拝の形式や方法を言います。これらの数々の規定を、神は十字架に釘づけ、
取り除かれました。これは、数々の規定から成っている戒めの律法を廃棄するこ
とです(エペソ2:15)。これは、ユダヤ教の儀式を守る異端を殺します。
(明日へ続く)

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
父なる神よ、わたしを死にとどめないでくださったことを、感謝します。あなた
はわたしを赦し、あらゆる否定的な事柄を対処してくださったばかりでなく、キ
リストの復活の中でキリストと共にわたしを生かしてくださいました。わたしは
今や信仰を用いて、復活したすばらしいキリストの中で、キリストと共に生きる
ことを経験することができます。アーメン。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙(三)」(1980年版)
メッセージ23から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま
す。