忠信に証しをする ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1コリント9:19 わたしはすべてに対して自由ですが、すべてに自ら奴隷となって います。それは、もっと多くの人を得るためです。 使徒26:16 起きなさい。そしてあなたの足で立ちなさい。わたしがあなたに現れ たのは、わたしを見た事と、わたしがあなたに現そうとしている事について、あ なたを奉仕者、証し人として任じるためである。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― D.L.ムーディは、人を救いに導く力のある人でした。彼には一つの決まりがあ りました。それは、講壇からでも、講壇からでなくても、一日に少なくとも一人 に福音を語るというものです。ある日、彼はベッドに入ってから、突然、その日 はまだ福音を伝えていないことを思い出しました。どうしたらよいのでしょうか?  彼は起きて服を着ると、人を捜しに行きました。時計を見ると、もう真夜中で、 通りにはだれもいません。こんな時にどこへ行けば人がいるのでしょうか? 仕 方なく、夜勤の警官のところに行って、「主を信じなさい」と勧めました。その 警官はちょうどある事で機嫌が悪かったので、怒って、「この真夜中にイエスを 信じろと勧めに来るとは、もっとましな事ができないのか?」とののしりました。 ムーディは彼に二、三の言葉を語ってから帰りました。しかし、その警官はムー ディの言葉に触れられました。彼は二、三日後、ムーディの所にやってきて、救 われたのです。 わたしたちは福音の火を掲げて、すべての人にともしましょう。クリスチャンが みな出て行って、他の人に火をともしますように。福音の証しは、主が来られる までわたしたちから出ていく必要があります。わたしたちの前には、救いを必要 とする魂がどれだけあるかわかりません。わたしたちは最善を尽くして彼らに証 しをし、彼らをキリストに導くべきです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 愛する主イエスよ、わたしを忠信な者にし、人々に定期的に証しさせてください。 主よ、時が悪いように思えても、いつもだれかが待っていて、救いを必要として いることを、わたしに思い起こさせてください。機会を見つけて福音を宣べ伝え、 人々をあなたへと導くことができるよう、わたしを訓練してください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第18編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。