奥義の栄光の豊富 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ1:27 神は彼らに、異邦人の間にあるこの奥義の栄光の豊富がどんなも のであるかを、知らせたいと願われました。それはあなたがたの内にいますキリ ストであり、栄光の望みです。 エペソ3:8 すべての聖徒のうちで最も小さい者よりも小さいわたしに、この恵 みが与えられたのは、キリストの計り知れない豊富を、異邦人に福音として宣べ 伝えるためであり……。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 27節で語られた奥義の栄光の豊富に綿密な注意を払うことにしましょう。諸国民 の間のこの奥義の豊富は、異邦人信者たちに対するキリストのすべての豊富です (エペソ3:8)。パウロがコロサイ人に手紙を書いた当時、ユダヤ人は異邦人、諸国 民を豚とみなしていました。それにもかかわらずパウロは、神が諸国民の間に、 すなわち「豚」である異邦人の間に、この奥義の栄光の豊富を知らせることを願 われた、と言います。異邦人を記述するためにさまざまな用語が用いられていま す。罪人たち、逆らう者たち、神の敵たち、不従順の子たち、怒りの子たち、な どです。わたしたちは救われる前、この範疇の中にいました。しかし、そのよう な人たちにさえ、神はこの奥義の栄光の豊富を知らせようと願われたのです。 あなたは救われた後、栄光の中に入ったという感覚を持ちませんでしたか? わ たしたちの多くがこのような経験を持ちました。わたしたちは罪人たち、敵たち、 逆らう者たちでしたが、神の子たちとなりました。わたしたちはまた神の相続人、 キリストと共にあずかる者、キリストの肢体たちでさえあるのです。さらにまた 新約聖書は、わたしたちが祭司たち、王たちであることを啓示します。神の相続 人として、わたしたちは神ご自身を相続するだけでなく、万物を相続するでしょ う。わたしたちは神の子たち、神の相続人、キリストのパートナー、祭司たち、 王たちです。これは何という栄光でしょう! ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、わたしにとってキリストの豊富が何であるかを啓示してくださり、 感謝します。わたしは敵であり、反逆していた者でしたが、あなたはわたしをあ なたの息子、キリストの肢体としてくださいました。ハレルヤ、キリストはまた わたしの中にもおられ、わたしの栄光の望みとなっておられます! アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙(二)」(1980年版) メッセージ14から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。