恵みの執事職にあずかる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ペテロ4:10 めいめいは賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの 良い執事として、あなたがた自身の間で供給し合いなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第3編) 来る日も来る日もわたしたちは三一の神を人の中へと分与することによって、わ たしたちの執事職を果たす必要があります。主を賛美します! わたしたちはみ な、この執事職にあずかっています。わたしたちはみな、キリストの計り知れな い豊富を他の人たちの中へ分与する特権を持っています。こういうわけで、わた したちは単に福音を宣べ伝えたり、聖書を教えたりすべきではありません。わた したちはキリストの豊富を他の人たちに分け与えることもすべきです。 わたしたちはキリストの豊富を聖徒たちに供給する多くの機会を持っています。 仮に、わたしたちがある家庭の引っ越しを手伝っているとします。わたしたちは 単に家具を動かすだけであってはなりません。わたしたちはキリストの豊富を家 族のメンバーたちに、特にその姉妹に供給すべきです。もしわたしたちがキリス トの豊富を分与することなしに引っ越しの手伝いをするだけでしたら、わたした ちは他の人たちに対して、実はやっかいな事柄を引き起こしているかもしれない のです。ある家庭の家具の移動を手伝うことでのわたしたちの意図は、キリスト の豊富を分与することであるべきです。そのような奉仕に関するわたしたちのす べての活動は、キリストと共にであるべきです。キリストの豊富を他の人たちに 供給するもう一つの機会は、接待をしたり受けたりすることの中にもあります。 主人も客もキリストの豊富を供給すべきです。 どうか主がわたしたちの目を開いてくださり、わたしたちすべてが神の執事職に 分を持っていることを見せてくださいますように。実際上の教会生活のあらゆる 面において、接待や集会所の掃除のような事柄においてでさえ、わたしたちはキ リストを他の人たちに分与する必要があります。まずわたしたちはキリストで満 たされる必要があり、次にキリストの豊富を他の人たちに供給する必要がありま す。これがわたしたちの執事職です。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしをこの恵みの執事職にあずからせてくださることを感謝しま す。今日、わたしを満たしてください。それによってわたしがあなたの豊富を他 の人たちに分け与えることができ、そしてこの特権を軽んじないようにしてくだ さい。わたしの日々の実際上の状況の多くの事柄が、あなたを分与する機会であ ることを、どうかわたしが見ることができますように。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(1980年版) メッセージ11から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。