わたしたちの賛美を通して解き放される ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒16:27 獄吏は眠りから覚め、獄の扉が開いているのを見ると、自分の剣を 抜いて、今にも自殺をしようとした。それは、囚人たちが逃げてしまったと思っ たからである。(28節)そこで、パウロは大声で叫んで言った、「自害してはいけ ない。わたしたちはみな、ここにいるのだから」。(29節)すると、獄吏は明かり を持って来させ、そして駆け込んで来て、震えながらパウロとシラスの前にひれ 伏した。(30節)それから、彼らを外に連れ出して言った、「ご主人さま、わたし は救われるために、何をすべきでしょうか?」。(31節)すると彼らは言った、 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」。 (32節)それから、彼と彼の家族一同に、神の言を語った。(33節)彼はその夜、そ の時刻に彼らを引き取り、彼らの打ち傷を洗ってやった。そして、彼と彼の家族 一同はすぐにバプテスマされた。(34節)そして、彼らを上の自分の家に案内し、 彼らの前に食卓を設け、全家族と共に神を信じたことで歓喜した。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) あなたが祈る時、あなたは依然として自分の状況の中にあります。しかし、あな たが賛美する時は、あなたは自分の状況を超越して高く舞い上がっているのです。 あなたが祈り、切に求めている時は、その事によって束縛されており、そこから 出てきていないのです。あなたは神の御前で切に求めれば求めるほど、その事に 縛られ、その事があなたの上にのしかかってくるのがわかるでしょう。しかし、 もし神があなたを引き上げて、獄を超越させ、鎖を超越させ、体の傷の痛みを超 越させ、苦しみを超越させ、恥辱を超越させてくださるなら、あなたは神の御名 に賛美をささげることでしょう。パウロとシラスは詩歌を歌いました。彼らは神 に賛美を歌いました。彼らは、獄や恥辱や苦痛がもはや問題にならないところま で神によって導かれました。彼らは神を賛美することができました。彼らがその ように賛美した時、獄の扉はすべて開き、鎖は落ち、獄吏も救われたのです。 わたしたちは、このような高く超越した霊、すべての攻撃を超越する霊を維持す ることを学ばなければなりません。祈りはわたしたちを御座にもたらすとは限り ませんが、賛美はどんな時も必ずわたしたちを御座にもたらします。祈りはわた したちに常に勝利をもたらすとは限りませんが、賛美には一度も失敗はありませ ん。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしの内で、あらゆる攻撃に超越する霊を成長させてください。 わたしが環境によって最も閉じ込められ、自分の事柄によって最も束縛されてい る時、あなたを最も賛美するようにとわたしを訓練してください! わたしが賛 美によって、勝利を得る者となるように、あなたの御座に到達する者となるよう にしてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第16編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。