どのような環境の中でも賛美する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 詩篇9:1 私は心を尽くして主に感謝します。あなたの奇しいわざを余すことなく 語り継げます。(2節)私は、あなたを喜び、誇ります。いと高き方よ。あなたの御 名をほめ歌います。 詩篇119:164 あなたの義のさばきのために、私は日に七度、あなたをほめたたえ ます。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ダビデは詩篇の中で、一日に三度神に祈ると言いました。また、一日に七度、神 をほめたたえるという詩も書きました。ダビデは聖霊に感動されて、賛美がいか に重要なことであるかを告白したのです。彼は一日に三度祈りましたが、賛美は 一日に七度でした。 詩篇は多くの賛美の言葉で満ちています。詩篇は、実は旧約の賛美の書です。多 くの人の賛美は、この詩篇から採られたものです。しかし、詩篇は単に賛美の書 であるだけでなく、苦難の書でもあります。神が特にわたしたちに見せたいのは、 賛美する人とは、神によって困難な状況を経過させられ、傷ついたと感じている 人たちであることです。多くの聖徒たちが、神によって暗やみへと導かれ、人に 拒絶され、中傷され、迫害されました。賛美の言葉は、順調な人の口から出てく るのではなく、訓練を受け、試みを受けた人の口から出てくるのです。詩篇の中 でわたしたちは、最も傷つけられた感覚に触れることができます。それゆえに詩 篇の中でわたしたちは、最も偉大で、最も高い賛美を見いだすことができます。 神の民が多くの患難、多くの困難、多くの中傷を通る時に、神は彼らの上で賛美 を造り出します。そして彼らに、そのような環境を通して、神の御前で神を賛美 する人となることを学ばせるのです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― おお、父なる神よ。あなたがわたしのために備えてくださったすべての環境のゆ えに、わたしはあなたに感謝し、賛美します。どうかわたしがこれらの事を通し て賛美する人となることを学びますように。わたしが多くの困難や苦難を見るこ とがないように助けてください。また、あなたがご自身への賛美を得るためにわ たしの中で働いておられることを、わたしが見ることができるように助けてくだ さい。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第16編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。