あらゆる力をもって力づけられる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ1:11 神の栄光の大能にしたがい、あらゆる力をもって力づけられ、喜 びをもって忍耐と寛容の限りを尽くし……。 2コリント7:4 わたしは慰めに満たされ、わたしたちのすべての患難の中で、喜 びに満ちあふれています。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― コロサイ人への手紙第1章11節のこの力は、ただキリストの復活の力(ピリピ3:10) であるだけでなく、キリストご自身でもあります。わたしたちは内側に、「神の 栄光の大能にしたがい」わたしたちを絶えず力づける発電機であるキリストを持 っています。これは、神の栄光を表現する大能です。それは大能の神に栄光を帰 します。この大能をもってわたしたちは力づけられています。キリストによって わたしたちは、「喜びをもって忍耐と寛容の限りを尽く」すまでに力づけられま す。この驚くべき力のゆえに、わたしたちは苦難の中でさえも喜ぶことができま す。この力によって、わたしたちは自分に起こるあらゆる事を喜びをもって受け 入れることができます。 わたしたちは復活されたキリストを内側に力として持っていますから、わたした ちが喜ぶのは理にかなっています。もしわたしたちが苦難の時にも喜んでいるの であれば、そんなに早く年を取ることはないでしょう。それどころか、わたした ちは自分の年齢よりも若々しく見えるでしょう。使徒パウロは、コロサイ人たち が最高の夫や妻、最高の家、最高の職業を持つようにとは祈りませんでした。さ らにまたパウロは、コロサイ人たちが苦難から守られるようにとも祈りませんで した。その反対に、彼らが力づけられて、喜びをもって忍耐と寛容の限りを尽く すようにと、彼は祈りました。すなわち、彼らが喜びをもって苦難に耐え抜く度 量を持つことができるようにと、彼は祈りました。喜びの中で苦難に耐え抜くこ とは、キリストの中で苦難に耐えることです。苦難は、キリストの増し加わる享 受をわたしたちが持つのを実際的に助けるでしょう。キリストは喜びであり、忍 耐であり、寛容です。ですから、パウロの祈りは完全にキリストの経験のための 祈りなのです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、あなたがわたしの必要のすべてであることを見せてくださって感謝 します。わたしはあなたを栄光の大能として、またわたしの内側にあってわたし たちを力づける喜びとして経験したいです。目的は、苦難から守られることでは なく、あなたを享受し経験することであることを、わたしが見ることができるよ うにしてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙」メッセージ3か ら引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。