専一に求める ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ7:7 求めよ、そうすれば、与えられる。捜せ、そうすれば、見いだす。門 をたたけ、そうすれば、開かれる。(8節)すべて求める者は受け、捜す者は見いだ し、門をたたく者には開かれるからである。 ヤコブ4:2 ……あなたがたが得ることがないのは、求めないからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ある兄弟は救われた後、毎日祈っていました。ある日、一人の姉妹が彼に、「あな たは祈って神に答えられたことがありますか?」と聞きました。彼は不思議に思 いました。彼は、自分の祈りの幾つが答えられたかを考えてみました。彼は発見 したのですが、彼の祈りは空虚なもので、気まぐれなものであり、神が聞かれて も聞かれなくてもどちらでもよかったのです。それらは、明日、太陽が昇ること を求めているようなものでした。彼が祈っても祈らなくても太陽は昇るのです。 彼は、自分の求めているものを指摘することができませんでした。これは、実は 何も求めなかったに等しいことなのです。 神は、あなたが何を欲しがっているのか、何を求めているのかを知ってはじめて、 あなたにそれを与えられるのです。ですから、求めるという意味は、ある特定の ものを要求することです。わたしたちは求めなければなりません。これが、捜す ことや、門をたたくことの意味することです。例えば、あなたが薬局に行って薬 を買いたければ、どういう薬が欲しいのかを正確に言わなければなりません。こ ういうわけで主は、わたしたちが何度も専一に求める必要があると言われるので す。わたしたちの問題は、わたしたちが求めないところにあります。 あなたは専一に祈ることを学ぶべきです。あなたは、いつ神があなたの祈りに答 えられたか、いつ神があなたの祈りに答えられなかったかを、知っているべきで す。特定の必要があるのに、祈りがむなしいものであれば、その問題が解決する のを期待することはできません。専一な祈りだけが、その特定の問題を対処する ことができるのです。 ―――――――――――――――祈り―――――――――――――――――― 主イエスよ、祈りに対する明確な答えを受けることができるような祈り方を、わ たしに教えてください。ただ求めること、専一に求めることを、わたしに思い起 こさせてください。わたしがあなたの下へと来て、自分の特定の問題をあなたに もたらすよう、わたしを訓練してください。主よ、わたしは、あなたが聞いてく ださることを知っています。わたしは、あなたが答えてくださることに信頼しま す。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー著「キリスト者の基本的な認識と経験」メッセージ第10編か ら引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。