わたしたちのタラントを用いて主の財産を増やす ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ25:20 すると、五タラントを受けた者が来て、ほかに五タラントを持って 来て言った、「ご主人さま、あなたはわたしに五タラントを渡されましたが、ご 覧ください、ほかに五タラントをもうけました」。(21節)主人は彼に言った、 「よくやった、良い忠信な奴隷よ……」。(24節)一タラントを受けた者も来て言 った……(25節)「そこでわたしは恐ろしくなり、去って、あなたのタラントを地 に隠しました。ご覧ください。これがあなたのものです」。(26節)主人は彼に答 えて言った、「邪悪で怠惰な奴隷よ……」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― わたしたちはみな、自分のタラントを用いて主の財産を増やすことを学ぶ必要が あります。主はわたしたち一人一人に彼の財産の一部分を一タラントとして与え られました。わたしたちの負担、義務、責任は、このタラントが増えるのを見る ことです。言い訳をしたり、人を顧みる時間がないと言わないでください。どれ ほど忙しくても、たとえ一週間に一回しか集会に来ることができないとしても、 人を顧みることによってあなたの機能を使うことはやはりできます。自分はとて も弱いと考えてはいけません。あなたは弱いかもしれませんが、他の人たちはさ らに弱く、あなたを必要としているのです。たとえあなたが自分は最も弱い者で あると感じたとしても、それ以上にあなたの助けを必要としている死にかかって いる人がいるのです。あなたのタラントを用いる最上の方法は、人を顧みること、 人に興味を持ち関心を持つことです。これは、あなたが他の人の事柄に首を突っ 込むという意味ではありません。主があなたを雇われるのは、そのためではなく、 あなたが人を顧みるためです。 あなたが一タラントを受けたなら、それを用いる必要があります。心が冷めてい る人に愛を示してあげなさい。その人に会いに行って、あなたの家に招待しなさ い。あなたが主と共に時を過ごし、自分はだれを顧みるべきかについて主に開く なら、主はあなたに負担を与えられるでしょう。あなたが人と接触し、人と交わ りを持つ時、あなたは自然に自分のタラントを用いるでしょう。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 主イエスよ、わたしは人を顧みる時間がないなどと、もう言い訳したくありませ ん。他の人に関心を示しさえすれば、それがわたしの一タラントを用いることに なります。わたしを顧みてくださったすべての人のゆえに、あなたに感謝をささ げます。主よ、今、わたしが自分の一タラントを用いて人を顧み、こうしてタラ ントを増やすことができるようにしてください。アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(三)」(1997 年版)メッセージ第66編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。