福音を語るのを恐れることに勝利を得る



――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――

ローマ1:16　わたしは福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシャ

人にも、すべて信じる者を救いに至らせる神の力です。

２テモテ1:7　というのは、神がわたしたちに賜わったのは、臆する霊ではなく、

力と、愛と、冷静な思いとの霊であるからです。



―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――

ある人々は人を恐れるため、あえて主イエスを告白しません。彼らは両親の顔、

あるいは友人の顔を見ると恥ずかしくなって、語り出すことができなくなります。

しかし、あなたが恐れているその人は、実はとても聞きたがっているのかもしれ

ません。



次のような物語があります。二人の同僚がいて、一人は主を信じており、もう一

人は信じていませんでした。主を信じている人も、主を信じていない人も、とて

も臆病でした。主を信じている人は臆病ですから、その同僚に向かって、自分が

救われたことを話そうとしませんでした。まだ主を信じていないその人は、この

同僚に大きな変化があるのを見ました。以前はせっかちであったのに、今はせっ

かちでなくなっているので、心の中でとても不思議に思いましたが、あえてその

原因を尋ねようとしませんでした。



ある日、主を信じているその人は、もう我慢することができなくなり、よくよく

祈った後、その人の前へ行き、手を固く握って言いました、「わたしは臆病で、

少なくとも三か月の間、言うことができないでいましたが、今わたしは主イエス

を信じたことをあなたに言います」。これらの言葉を語り終えると、彼の顔は青

ざめていました。もう一人の人は言いました、「わたしも三か月の間、待ってい

ました。なぜあなたが以前と違うのかを聞こうと思いながら、聞くことができな

いでいました」。その信者は勇気を振り絞って自分の口を開きました。その時か

ら機会は開かれ、彼は友人を主にもたらすことができました。



―――――――――――――――祈り――――――――――――――――――

主イエスよ、福音をわたしに託してくださったことを感謝します。福音が人を救

いに至らせるのに十分な力であるゆえ、わたしは喜びます。わたしを強めてくだ

さり、わたしの内側にあるすべての障害にわたしが打ち勝ち、わたしがこのよう

な福音を他の人々に宣べ伝えることができるようにしてください。わたしは、他

の人々もわたしと同じように救われ、あなたを知るようになることを願います。

アーメン。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、

ウオッチマン・ニー著「キリスト者の基本的な認識と経験」第4篇から引用されて

います。いずれも日本福音書房から出版されています。



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