恵みにしたがって他の人を顧みる



――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――

マタイ14:15　夕暮れになったので、弟子たちは彼の所に来て言った、「ここは人

里離れた所であり、時もすでに遅くなっています。群衆を解散させてください。

そうすれば、村へ行って、めいめいで食物を買えるでしょう」。(16節)しかし、イ

エスは彼らに言われた、「彼らが行くには及ばない。あなたがたが彼らに何か食

べる物を与えなさい」。



―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――

弟子たちは主に、群衆を解散させ、彼らが行ってめいめいで食物を買うことがで

きるようにしてくださいと頼みました。しかし主は、弟子たちが群衆に何か食べ

る物を与えるようにと言われました。弟子たちの観念は、人々に何かをするよう

求めることでした。これは律法の原則です。しかし、主の観念は、人々に何かを

与えて享受させることです。これは恵みの原則です。



主はこう言っておられるかのようでした、「群衆に、何かを得るために何かをす

るよう求めてはならない。それは律法である。あなたがたが彼らに何か食べる物

を与えなければならない。これは恵みである。わたしはここで人々に対してモー

セのように、何かを得るために何かをするようにと命じているのではない。わた

しはイエス・キリストである。わたしは恵みと共に来た。わたしはいつも人に何

かを与える。律法はモーセを通して来たが、恵みはわたしと共に来た。だから、

あなたがたは群衆に食べる物を与えなければならない」。わたしたちが学ばなけ

ればならないことは、恵みを認識し、恵みを活用し、恵みの原則にしたがって人

々に与えることです。



――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――

主イエスよ、わたしが恵みを認識し、恵みを活用し、恵みの原則にしたがって人々

に与えることができるように助けてください。人々を顧みるときのあなたの方法

は、人々に要求することではなく、人々に享受するものを与えることであること

を、わたしに示してくださり感謝します。アーメン。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――

新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、

ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(二）」(1997

年版)メッセージ第43編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ

れています。



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