TITLE : em980904 神の選びを見る ――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――― ローマ9:11 子供たちがまだ生まれておらず、善も悪もおこなっていないのに(神 の選びの目的が、わざからではなく、召す方から行なわれるために)、 (13節)それは、「わたしはヤコブを愛したが、エサウを憎んだ」と書かれている とおりです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ヤコブとエサウは、イサクとイシマエルよりもさらに近い者であり、双子でした。 ヤコブとは、押しのける者を意味します。彼は人を押しのけ、自分の下に置き、 上にのし上がります。ヤコブと兄のエサウが胎内から出ようとした時、ヤコブは エサウのかかとをつかみました。ヤコブという名の意味は、かかとをつかむ者、 押しのける者です。他の人を打ち倒し、欺いてでも自分の足の下に置く、それが ヤコブです。神はすでにヤコブを選んでおられたので、ヤコブのすべての努力は 無駄でした。ヤコブはビジョンを必要としました。ヤコブは人を押しのける必要 はありませんでした。なぜなら、神がヤコブを第一の者に選んでおられたからで す。残念なことに、ヤコブはこれを認識しませんでした。もし認識していたなら、 ヤコブは決して何もしようとしなかったでしょう。 それゆえ、ヤコブは神の対処を必要としました。ですから、神は兄エサウを起こ し、次に叔父ラバンを起こして、ヤコブを対処したのです。神は、四人の妻と、 十二人の男の助け手と、一人の女の助け手さえ起こされました。ヤコブの生涯に は大変な苦難がありましたが、この苦難は神の選びからではなく、ヤコブの奮闘 から来たのです。ヤコブは努力すればするほど、ますます苦しみました。わたし たちはヤコブを笑うかもしれませんが、わたしたちは彼と全く同じです。何かを しようと努めれば努めるほど、ますます多くの問題を持つのです。 ―――――――――――――――祈り―――――――――――――――――― 父なる神よ。わたしが自分の奮闘をやめる上での助けとなるビジョンを、わたし に与えてください。わたしは選ばれているので、自分自身で何かを成し遂げよう と努力する必要がないことを、わたしに思いださせてくださり、あなたに感謝し ます。わたしはただあなたに協力する必要があるだけです。アーメン。