TITLE : em980904 福音におけるその霊の働き ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ15:8 また、ある女が銀貨を十枚持っていて、その一枚の銀貨を失ったなら、 ともし火をともし、家を掃いて、それを見つけるまで念入りに捜さないだろうか? (9節)そして見つけたなら、友人や隣人を呼び集めて、「わたしと一緒に喜んでく ださい。失った銀貨が見つかりました」と言う。(10節)わたしはあなたがたに言 う。これと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちの前で喜 びがある。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (前半) ただ御父と御子のみわざを述べるだけで、聖霊の働きを述べていなければ、その 福音は不十分です。ルカによる福音書第15章は、三つのたとえを見せています。 一面で、罪人を受け入れるために待っておられる、愛の御父を見ます。もう一面 で、この世に来て、失われた羊を捜し出す良い羊飼いを見ます。しかし、主のみ わざが完成した後、罪人が家に戻るまでに、もう一つのたとえがあります。それ は、ともし火をともして、失った銀貨を忍耐深く、注意深く捜す女です。 まず、主イエスが地に来られて、罪人を捜されるのを見ることができます。第二 に、女がともし火をともし、照らし、掃いて、失った銀貨を捜すのを見ることが できます。聖霊は御父と御子と共に働いて、罪人を捜し、福音の働きを完成しよ うとしておられます。御子は来て、罪人のために死なれました。御父は、家に帰 ってきた罪人を受け入れられます。聖霊の働きは、人の心を照らし、人に自分の 真の立場を見せることです。 聖霊は忍耐して、注意深く人を照らし、人が失われていることを知らせます。聖 霊が行なわれることは、人の立場が間違っていることを見せることです。ですか ら、神の聖霊の働きを経験したすべての人が第一に感じることは、罪に関する事 ではなく、自分が家から離れているということです。人と神との関係は断たれて います。人は神との問題を発展させてしまい、失われた人となっています。 (明日に続く) ―――――――――――――――祈り―――――――――――――――――― 御父、御子、聖霊よ、あなたの神聖な愛に感謝します。わたしは堕落した罪人で したが、あなたにとっては愛する失われた小羊、失われた貴重な銀貨でした。わ たしが自分の失われた状態を認識して、わたしの愛する御父であるあなたのもと へと立ち帰ったのは、その霊の内なる照らしによってであったことを、今わたし は知りました。アーメン。