神はご自身の義によって制限される

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
詩145:17　主はご自分のすべての道において正しく、またすべてのみわざにおい
て恵み深い(新改訳)。
啓15:3　……主なる神、全能者よ、あなたのみわざは偉大であって、不思議です！　
諸国民の王よ、あなたの道は義であって、真実です！

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
わたしたちは罪人であり、違犯に満ちています。ですから、義の思想というもの
を根本的に持っていません。もしわたしたちが救いを得たいのでしたら、それが
真っすぐであろうと曲がっていようと、良かろうと悪かろうと、どんな方法でも
用いるでしょう。……何らかの方法で自分が救われるのであれば、わたしたちに
はそれで十分です。わたしたちは、その手順が適切であろうとなかろうと、その
方法が正しかろうとなかろうと、そのことには関心がありません。自分が救われ
るのであれば、それで満足します。

しかし、救いは、わたしたちが救いを得るというだけのことではなく、神がわた
したちを救われることでもあります。このことをわたしたちは認識しなければな
りません。わたしたちはどのように救われても満足しますが、神は、ただ人が救
われさえすればその方法が正しかろうと間違っていようと構わない、と言うこと
はできません。……もちろん、神はわたしたちを愛する愛で満ちており、わたし
たちを救いたいのです。ところが、神はそれを合法的に行なわなければなりませ
ん。もし神がわたしたちを合法的に救うのでなければ、神はわたしたちを根本的
に救うことはできません。神の愛は、神の義によって制限されます。神は、ご自
身の意志に反して行動したり、あなたがたの罪は取り消された、すべては良いも
のであり、自由に行なってもよいなどと、無責任に言ったりすることなどできま
せん。もし神が無責任にわたしたちを赦されたなら、この宇宙に何の律法が、何
の義が、何の真理が残るでしょうか？　これらすべてはおしまいでしょう。

――――――――――――――――祈り―――――――――――――――――
父なる神よ、わたしの救いがあなたの義にしたがった救いであることを感謝します。
ハレルヤ、あなたがわたしを救われた方法は、あなたの存在そのものと一致しま
す。それは最も高く、最もすばらしい方法です。アーメン。