人の命は最もすばらしいものである ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 創世記1:26 そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人 を造ろう。……」と仰せられた。(新改訳) 使徒7:56 彼は言った、「見よ、天が開けて、人の子が神の右に立っておられ るのが見える」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神によって創造されたさまざまな命のうちで、最もすばらしいのは人の命です。 多くの人の考えに反して、御使いの命は人の命ほどすばらしくはありません。 神は、御使いの命が神聖な命を入れるようには定められませんでした。むしろ、 神は人の命を創造して、神聖な命を入れる器とされました。聖書は、御使いた ちに対する神の愛を語っているのではなく、人に対する神の愛を啓示していま す。御使いたちは神のしもべに過ぎません。神の目に、神の全被造物の中で最 もすばらしいのは人の命です。 あなたは自分が神のかたちに、神の姿に造られたことを認識しているでしょう か? わたしたちは猿の子孫ではなく、神のかたちに造られた人の子孫です。 ただ神のかたちを持つことによって、神の姿を帯びることによって、わたした ちは神に似ています。 ある日、キリストの受肉を通して、神ご自身が人と成られました。こうして神 はご自身を人と一体化されました。受肉した神であるイエスは、神と人の両方 でした。キリストの受肉は神を人の水準にまで引き上げただけでなく、人を神 の水準にまで引き上げました。創造によって、人は神のかたちと神の姿を持ち ましたが、内側に神の実際を持ってはいませんでした。受肉は、神の実際を人 の中にもたらしました。主イエスは、神のかたちと姿を持っておられただけで はありません。神が彼の中におられたので、彼はまた神の実際を具体化されま した。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― おお、主イエスよ。人の命を持っていることを、わたしはどんなに感謝するこ とでしょう! あなたの受肉を通して、神の実際がわたしの中に来たことを感 謝します。主よ、あなたが人の命の実際であるので、あなたは本当に人の命を すばらしいものにしてくださいました。 アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉 は、ウィットネス・リー著「新約ライフスタディ・ローマ人への手紙」(1997年版) メッセージ第63編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版され ています。