あらゆるものはわたしたちにとって祝福である(1) ―――――――――――――――聖書の節―――――――――――――――― 創世記49:25 あなたを助ける父の神により、また上なる天の祝福、下に横たわ る淵の祝福、乳ぶさと胎の祝福をもって、あなたを恵まれる全能者による。 (26節) あなたの父の祝福は永遠の山の祝福にまさり、永久の丘の賜物にまさる (口語訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (前半) ヨセフの経験を考えてごらんなさい。彼は兄たちによって憎まれ裏切られまし た。そして彼はある困難な状況の中に入れられました。それにもかかわらず、 彼に起こったあらゆることは祝福でした。彼の兄たちがヨセフに行なったこと は、祝福に変わりました。ヨセフが兄たちに自分のことを明かした時、彼は言 いました、「しかし、わたしをここに売ったのを嘆くことも、悔やむこともい りません。神は命を救うために、あなたがたよりさきにわたしをつかわされた のです」(創45:5)。ヨセフはまた言いました、「あなたがたはわたしに対して 悪をたくらんだが、神はそれを良きに変わらせて、今日のように多くの民の命 を救おうと計らわれました(創50:20)。ヨセフは次のように言っているようでし た、「あなたがたはわたしを恐れたり、わたしがあなたがたに何かをすると心 配する必要はありません。なぜなら、あなたがたがわたしに行なったすべての ことは、祝福であったからです」。宇宙におけるあらゆることが、わたしたち にとって祝福なのです。時間、空間、天、地、大空、地の下のもの、すべての 人、すべての問題、すべての事柄、あらゆるものがわたしたちにとって祝福な のです。 おお、わたしたちはこれを信じなければなりません! わたしたちに起こるあ らゆる事柄は祝福なのです。ヤコブが祝福を伴う預言をした時、十人の息子た ちへの初めの祝福には一つの条件がありました。しかし、ヨセフにはありませ ん。ヨセフの祝福は無条件です。もしわたしたちがこれを見たとしたら、わた したちはただ祈るでしょう、「主よ、わたしは何が善いか何が悪いかわかりま せん。主よ、わたしはあなたのみこころがなされることを祈るだけです」。最 もさ細なことでさえ、あなたの益のために共に相働くのです。あなたは祝福さ れているので、隣人、親族また友人たちはすべて、あなたの益のために共に相 働くのです。 (明日に続く) ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、わたしがあなたの祝福の対象であることを感謝します。わたしに とって何が善くて、何が悪いかという観念に固執することから救ってください。 わたしに起こるあらゆる事は、あなたの祝福の一部分であることを、わたしが 信じることができるように助けてください。 アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 聖書の節は、口語訳聖書から引用されています。務めの言葉は、ウィットネス・ リー著「ライフスタディ創世記」(1984年版)メッセージ第106編から引用されて おり、日本福音書房から出版されています。