キリストの豊富を輸出する ―――――――――――――――聖書の節―――――――――――――――― 創世記49:13 ゼブルンは海辺に住み、そこは船の着く岸辺。その背中はシドン にまで至る(新改訳)。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ゼブルンは、海の避難所である港町に住んでいました。港は物を輸出し、船を 送り出す場所です。これは、キリストの福音の船出を示しています。ゼブルン はガリラヤの一部でした。主イエスは、王国の福音を宣べ伝える務めをガリラ ヤから始められました。このガリラヤにおいて、復活したキリストは弟子たち と会い、彼らに福音を宣べ伝えるように命じました。弟子たちは、「ガリラヤ へ行って、イエスが指示された山へ登った」。イエスが弟子たちに、「だから、 行って、すべての国民を弟子とする」ように命じたのは、そこにおいてでした。 ゼブルンは、ガリラヤ地方の一部でした。使徒行伝第1章11節は、最初の福音伝 道者はガリラヤの人たちであったことを見せています。使徒行伝第1章8節で、 主はこのガリラヤ人たちに、「しかし、聖霊が あなたがたの上に臨む時、あ なたがたは力を受ける。そしてエルサレムにおいても、ユダヤ全土とサマリヤ においても、また地の果てまでも、わたしの証し人となるであろう」と言われ ました。これらのことから、ゼブルンは福音を宣べ伝えることを象徴している ことがわかります。 福音を広げる正しい道は、自分自身の労苦で旅をするロバによりません。正し い道は、天からの風を受けて強められた船で、福音を出させることです。使徒 行伝第1章8節で、主はガリラヤの伝道者たちに、上から力を受けるまで待つよ うに言われました。そして使徒行伝第2章2節で、「すると突然、激しい風が吹 いてきたように、天から音が聞こえ」ました。その時から、船は航行を始めた のです。 ――――――――――――――――祈り――――――――――――――――― 父なる神よ、キリストの豊富を送り出してください。天の風をわたしに吹きか けて、わたしに福音を伝えさせてください。自分の力によってではなく、あな たの天的な力によって、わたしを奮起させて、あなたの証し人にしてください。 アーメン。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 聖書の節は、新改訳聖書から引用されています。務めの言葉は、ウィットネス・ リー著「ライフスタディ創世記」メッセージ第101編(1984年版)から引用されて おり、日本福音書房から出版されています。